トジョウエンジンでも多く取り上げている途上国の水問題に関する記事。
今回紹介するのは、2011年に設立されたインドの社会的企業「NextDrop」がテクノロジーを通じた水問題に取り組んでいるのでご紹介します。
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携帯電話のSMSを活用したシステム
非効率な水の届け方に問題意識を感じ、市民と水道局のような水を管理している施設とで情報を共有するというコンセプトを草案。
その結果生まれたのが、インドでも多くの人が利用している携帯電話のSMSを用いたアイデア。水道用水が井戸から出てたことなど水に関する情報を届けることで、水が出ていないのに汲みに行くこともなくなり、効率的に水を得ることができるようになりました。
NextDropの名付けて「Smart Water Supply Message Service」は、月額10ルピーで、これまでにインドのフブリ・ダールワールやバンガロールなどの都市で暮らす25,000家庭で利用されています。
水問題をビッグデータで解決する
このスタートアップでは、情報を多く集めて、その”ビッグデータ”を生かすことで、市民にとって有益な情報を届けることが可能となっているのです。
そのような実績も出てきており、マイクロエレクトロニクス事業で巨万の富を築いた実業家ウィルトン・ナイトがその収益を投じて設立した、世界的にも有名な「ナイト財団」やシリコンバレーのYコンビネーターなども出資する注目の社会派スタートアップとなっているのです。
以前、グーグルのビッグデータ活用を通じた人身売買に対する取り組みを紹介したことがありましたが、今後ビッグデータを用いた途上国の問題解決も増えてくると思います。引き続き目を向けていきたいですね。
[NextDrop]
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