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中東とアフリカでもっとも急速に成長している企業の1つである「TA telecom」。そのCEOであるAmr Shady氏がアフリカのスタートアップが直面している問題について語りました。

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アフリカのスタートアップに足りない2つの”C”

過去十年間、多くの先進国が軒並み不景気に見舞われる中で、アフリカは技術革新とインフラ投資によって着実に成長していきました。

まだまだ不安定な政治や貧困といった問題はあるものの、IMFによれば今後5年間に予想される、成長率の高い国上位20ヵ国中12ヵ国はアフリカの国であると言います。

現在のアフリカには起業家的イノベーションとビジネスとしての成功の間に大きな隔たりがあります。それによって多くのスタートアップが失敗に追い込まれてしまっているのです。

これはアフリカのスタートアップに”Capital”と”Confidence”という2つの”C”が足りていなことに原因があります。

1つ目の”C”-Capital(資金)

最も大きな問題は、地元のベンチャー企業が成長するために大切な時に資金提供を受けることができないということにあります。

欧米では、スタートアップに投資することは、ベンチャーキャピタリストにとって安全でかつ高収益な投資であると考えられるようになりました。

しかし、ここアフリカでは、まだまだスタートアップに投資することが、そのように考えられていません。投資家は不動産やインフラといった比較的安全な投資を好んでいます。

欧米のベンチャーキャピタルは今までのところ、アフリカでの投資に対して非常に消極的な態度を示しています。おそらくそれは、この大陸の多様な習慣や言語、生活レベルなどに起因したアフリカという地域特有の複雑さが原因でしょう。

しかしながら、欧米諸国が持っている、政治的不安定や汚職といったアフリカにおけるビジネスに対する不安の多くは、確実に時代遅れなものとなりつつあります。

2つ目の”C”-Confidence(自信)

また、真にスタートアップが動き始めるために、アフリカはFacebookやYoutubeに代表されるようなサクセスストーリーを必要としています。

このようなサクセスストーリーがアフリカから生まれれば、アフリカのスタートアップに自信を与えるとともに、新たなアントレプレナーシップの波をもたらすことでしょう。

欧米の投資家や企業はこのプロセスにおいて、重要な役割を果たすことを期待されています。彼らは利益を得ながら、アフリカに住む人々が自分たちの大陸を自分たちの力でコントロールする手助けをすることができるのです。

[Venture Beat]


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