第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンは政界を引退後、自らの財団を通じた途上国支援に精を注いでいます。
トジョウエンジンでも以前、蹴るだけで発電されるサッカーボール「Soccket」や、途上国の人々に口頭伝承で様々な知識を提供するオーディオ学習機器「Talking Book」など、クリントン財団が支援しているグッドアイデアをご紹介しました。
そんな中、ハイチを訪れたクリントン氏が新たに25万ドル(約2500万円)の出資をリサイクル工場に行なうことが先日決定しました。
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首都をビジネスでキレイにする
今回の出資は、2012年にハイチのビジネスリーダーたちと、国際支援団体職員が共同創業した「Sustainable Recycling Solutions」へ実施。
多くのハイチの人にリサイクル可能なものを埋め立て地や、ゴミ置き場から拾ってきてもらい、彼ら彼女たちにお金を払います。これらはカテゴリーに分けられ、洋服、材木、おもちゃなどの消費者製品に変えられます。
およそ300万人が暮らす首都ポルトープランスでは、未曾有の被害をもたらした2010年のハイチ大地震の影響がいまだにあります。
運河などはペットボトルやゴミなどで塞がれており、同社はこのような障害を除き、町全体をクリーニングする働きもします。
ミッションは投資家をハイチへ呼び込むこと
クリントン氏は次のように言います。
これは大きな契約です。ポルトープランスをキレイにし、環境にも優しい。多くの町での閉塞を取り除くだろう。
さらに財団は2.8万ドル(約280万円)をハイチのマイクロファイナンス機関に提供し、国の再建に貢献しています。
やはり、包括的兼持続的にハイチ経済を成長させるには、このようなビジネスでの解決策(社会企業)が今後はもっと求められてくるでしょう。
[Island Packet/Clinton Foundation Facebook]

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