suregifts

アフリカのスタートアップ市場は、”ホットスポット”と呼ばれる地域に集結しています。南アフリカ・ヨハネスブルク、ケニア・ナイロビ、エジプト・カイロ、そしてナイジェリア・ラゴスなどです。

今回は、ナイジェリア発のギフトカードを使ったEC事業(電子商取引)を手掛けるベンチャー企業「SureGifts」をご紹介します。

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共同創業者は全員ロケットインターネット出身

SureGiftsの三人の創業者、サムエルさん・オジョさん・ラワルさんは全員元ロケットインターネット(ドイツの世界最大のインターネットインキュベーター)で働いていました。

サムエルさんは、以前ご紹介したナイジェリア発のアフリカ版アマゾン「Jumia」の経理担当として、オジョさんも同じくJumiaでオペレーションを担当していました。

Jumiaでの経験から、三人は「ナイジェリア人たちは特に”物”をもらうのが好き」ということに気がつきました。

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プレゼントは相手にお任せ

「友達の誕生日だけど、どんなプレゼントが良いんだろう?」

皆さんは、このような経験がありますか?

そんな問題を解決するのがSureGiftsのサービスです。相手にメッセージとギフトカードが届き、そのカードで相手が自分の好みのプレゼントを選ぶことができる仕組みとなっています。

プレゼントはSamsungやMothercareなど幅広いジャンルから選択できます。これらのプレゼント提供企業との収益共有が、SureGiftsのビジネスモデルです。

まだまだ問題は山積み

サムエルさんは言います。

やはり、SureGiftsのコンセプトを消費者に理解してもらうのにはまだ時間がかかりそうだ。ギフトカードを送る習慣はナイジェリアでは無いからね。でも国民性から見て、新しいことを生活に取り入れるのが早いから心配することは無い。

さらに、相手がギフトカードを開けるのはメールです。そのため、最初はインターネットを頻繁に使っている中所得層向けのサービスとなります。

しかし、キオスクやショップでも受け取れるような仕組みも出来上がってきており、これにより都市部から離れた町での普及も期待されます。

様々な業種のスタートアップが生まれている中、ネットの普及や輸送の設備など、基本インフラの整備などが今後は求められてくるでしょう。

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