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世界で本当に必要とされるモノを作って、必要とする人に届けたい。

世界には、水・医療・農工具など、最低限の生活必需品にアクセスできず、貧困に苦しむ人が大勢います。

See-D Contest」は、日本の技術力と途上国のニーズをつなげ、途上国が抱える課題を解決する製品をより多く生み出すことを目的として、立ち上げられました。

「See-D Contest 2013」が開催されました!

コンテストの参加者は、事前に実際に途上国の現場に出向いて、調査を行います。そこで課題を発見し、解決できるプロダクトとビジネスモデルを創出。その後、試作品を創り、専門家とブラッシュアップしていきます。

当日は参加者にとっての集大成、多くのグッドアイデアがプレゼンされました。弊団体の共同代表の三輪も審査員の1人として、参加しました。

今回は、発表されたプロダクトの一部、グッドアイデア3選をご紹介します。

1. Timostic〜ゴミ問題を解決する魔法の雨具〜

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東ティモールでは、ゴミの廃棄や非効率的な回収システムによって、街の至る所にゴミが捨ててあり、水質汚染など環境被害を起こさせる可能性がありました。

ゴミを再利用し雨具へ

ゴミの中からビニールを取り出し、洗浄し、数枚重ねて熱を加えると、軽量な防水性のあるシートができます。これを金型でかたどり、立体感のある製品に加工できます。それによってカッパのような雨具が制作できました。

これにより、今までは、高価なため、多くの人が購入できない雨具が、この方法によって低価格で購入することができます。

2. Hoitto〜ほいっと置くだけで、煙害を解決〜

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東ティモールでは、90%以上の家庭で3つの岩の上でたき火を行う「3点式かまど」で調理をしています。

しかし、このかまどは、煙の発生が多く、呼吸器疾患をまねき多くの子供達が命を落とす原因になっていました。

Hoittoを置くだけで煙害を解決

3点式かまどの上にHoittoを乗せるだけ、煙の量が減少します。

現地に根付いている3点式かまどの習慣はあえて変えず、アタッチメントできる形式をとることで、現地の人にとって使いやすいプロダクトになっています。

3. NOZOMINA〜菜の花から新しい産業を〜

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「菜の花はただの雑草」、そんな言葉を現地で耳にしました。東ティモールでは菜種など油がとれる種子を有効活用できていない状況があったのです。。

油産業を創ることで雇用創出を目指す

菜種や種子から搾油機を提供することで搾油を可能にし、油産業を新たに定着させることで雇用を創出する。

油を使った美容オイルなど、先進国に販売することも視野に入れています。

これからが本当のスタート

See-D Contestは”実践”を伴うということが、大きな特徴になっています。今回発表されたアイデアは机上の空論でなく、途上国を舞台に実践されていくのです。

日本の若者が世界を変えるプロダクトを創る。そんな未来がもう近くに待っています。

[See-D Contest]


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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