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こんにちは!トジョウエンジン運営団体e-Education Project現在国内インターン生の募集を実施しております。

しかし、途上国を舞台に活動するe-Education Projectの国内担当者って、どんなことをしているのでしょうか。インターンをすると、どんな成長があるのでしょうか?

そんな疑問にお答えするために、今日は日本国内で特にファンドレイズやコミュニティづくりを担当している大学生メンバー、久保唯香(早稲田大学4年)に話を聞いてみました。

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国内の事業も、活動は無限大!

――ズバリ聞きます。e-Education Projectのミッションは、「途上国の教育課題を解決する」ですが、日本国内メンバーはいったい何をしているんですか?

久保:日本でできること全てです(笑)。途上国ではできないこと、と言ってもいいかもしれないですね。日本にいるメンバーは、途上国での活動の統括やサポート、広報活動、資金調達を担っています。その中でも私は、オフラインでの広報活動と資金調達(寄付分野)を担当してきました。

これまで行ってきた主な業務は、クラウドファンディングサービスREADYFOR?の管理や、応援してくださる方への対応、イベントの開催など様々。たとえばエクセルで黙々とデータ作成、ミーティングの資料づくり、報告書の作成も担当します。

時には外部向けのプレゼンテーションもします。途上国で実際に活動しているメンバーとの一緒にする業務は楽しいことのひとつですね。途上国で一緒に活動している現地パートナーが来日する際には付き添ったりします。途上国に派遣されているメンバーとのやりとりで白熱してしまい、徹夜をすることもあります。業務とは関係ない場合がほとんどですが(笑)。

協働団体との間に入って活動地域に派遣されたなんてこともありますし、広報のために何回も海外に行きました。国内で活動しているとはいえ、活動の範囲は大変広いと思います。

――国内担当なのに、海外へ?

久保:はい、何度も行きました。e-Education Projectは自分のやるべきことは自分で考え出し、話し合って決めますからので、必要だったらどこにでも行きます。

今でも印象的なのは、アメリカはテキサス州オースティンでのプレゼンテーションでしょうか。テキサスと言えばテキサスバーガーかコンピュータのDellだと思いますが(笑)、そのDellとテキサス大学が共催したソーシャルイノベーションの祭典Dell Social Innovation Challenge 2012(現在はVerb Uという名前に改名)で、ファイナリストに選出されたのです。

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世界中の起業家の方々を前にプレゼンテーションをしました

全世界約1,800チーム中、ファイナリストは5チームでした。このコンペティションに臨んだ1か月は山というより崖を登っている感覚でしたね。セミファイナリストに選ばれて以降、世界各国の専門家の方々に、作成資料を見せては却下され、修正してを毎日のように繰り返しました。

この日々はファイナルに向けた事前準備期間にまで及びました。毎日寝る間もなく勉強してアウトプットを出しているつもりなのに、最後は「きみの報告はdress frilledだ(見た目だけ美しくて内容が伴っていない)」とばっさり。ファイナルに選ばれたチームはこれをすんなりできているんだ、こんなところで劣っていてはいけないと大変焦りました。

オースティン入りしてもこの崖っぷち状態は変わりません。パレスチナから参戦した代表の税所とバングラデシュプロジェクト・パートナーのマヒンと共に臨んだ最終プレゼンテーションを終えた後、審査員や関係者そして起業家たちに「共感するよ!君たちは面白い」と言われたときは感無量でした。

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左からマヒン、税所、久保

途上国×教育の面白さ、日本にも必ずある

――仕事のやりがいは、そういった「共感」にあるんでしょうか。

久保:そうですね。e-Education Projectの活動に共感してもらえたときは、頑張ってよかったと思います。応援してくださる方々から「頑張ってね」「まさに、e-Educationは自分の目指す世界を実現させてくれるものだよ!」と言われると、やりがいを感じます。

支援者の言葉や想いは、途上国で頑張るメンバーや子どもたちが真っ先に受け取るべき大切なメッセージ。しっかり伝えないとな、と。だから、「頑張っているよ」「ありがとう!」という現場からの声もちゃんと伝えたいと思うんです。途上国の教育課題に挑戦したいと夢を持つ日本の方々と途上国にいる子どもたちやプレーヤーが、まるで隣にいるかのような、そんなつながりをつくれたらいいですね。

日本と途上国という国境のハードルを下げて、同じ目線で人と人が教育をつくりだす。国内メンバーはその環境の下地をつくっているといっても過言ではないのではと。まさに、e-Education Projectの面白さがこの国内の業務にあると自負しています。

――そんな日本国内の取り組みの中で、今一番のチャレンジは何でしょうか。

久保:途上国で頑張る人と日本で応援する人の間に生まれた共感を、今度はよりよい行動(アクション)に変えていくことです。アクションにはもちろんお金の支援(寄付)も含まれていますが、他にも社会貢献の形はたくさんあるはずです。人それぞれ強みも弱みもありますから。私は、共感の先にはそういった多様なアクションがあると考えています。

しかし、途上国の現場と日本の間にはあまりにも距離がありますから、すべてのアクションが必ず教育の現場の役に立つかと言われたら、そうではありません。日本と途上国の教育の現場、双方にとって最良のアクションを生み出していくこと、これは、お互いの夢を実現することにつながると思うのです。今後、応援してくださる方々、一緒に活動したいといってくださる皆様を巻き込んだ取り組みを加速させていきたいです。

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支援者とメンバーとのミーティングも国内メンバーの担当業務です

夢と夢、出会うことでリンクする

――最後に一言あれば。

久保:夢と夢は、出会うことによってリンクしていきます。リンクした夢は、どこまででも大きくなります。でも、何もしないで夢が夢と出会うことはありません。夢をリンクさせ、その先に進むためには、お互いを深く知らないといけません。

e-Education Projectの国内メンバーとして、私は日本と途上国の間にそういう関係をつくりたいのです。こんな私の夢と、夢がリンクした方に、ぜひ国内インターン生として活躍してもらいたいと思います。お待ちしています!


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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