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こんにちは!e-Education Projectミャンマー担当の林直人です。

前回は、小沼さんと一緒に農村行き、ガンゴーの生徒に出会ったお話について書かせていただきました。

今回は、農村編の続きで、去年の実施校を回りミャンマーの農村を肌で感じたこと、そしてまたまた新しいガンゴーの生徒に出会えたことを語らせていただきたいと思います。

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旅の目的

この農村を巡る旅は、2つの目的があります。

1つは、僕が農村への行き方、農村での生き方を覚えること。次からは、独力で去年の実施校へたどりつき、生活していく必要があるからです。

もう1つは、ガンゴーの生徒にたくさん会うこと。前回も述べたように、この期間彼らは農村で、先生のボランティアをしています。彼らに会いに行き、共に時間を過ごすことで、お互いを理解し、プロジェクトのパートナーとなってくれる生徒を見つけられるかもしれません。

去年の実施校へ

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メイミョーの実施校

この旅では、メイミョ―・マンダレー・カンピューにある去年の実施校3校を訪れました。

この時期、ミャンマーではちょうど夏休みにあたり、通常休校で、生徒はいません。今回は校長先生にあたる方々と、昨年一緒にプロジェクトをマネジメントしてくれた方々に会いました。

まだ去年の試験の結果も出ていないため、プロジェクトの詳しい話はせず、自己紹介と、「今年もよろしくお願いします」と伝えるだけの、シンプルな挨拶となりました。

このとき、一番驚いたのはカンピューの「田舎さ」です。

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村のいたるところを鶏や牛が歩いています。住民のほとんどが農民で、住まいは竹作りの家が大半です。彼らは朝早くから仕事をして、その後昼前からのんびり紅茶を飲んで、おしゃべりしたり、ボーっとすごしたり、していました。

一日のうちで電気が使えるのは、夜の7時から10時までで、日中は電気が使えません。もちろんインターネットは全く使えません。

けれども、そんな農村はのどかで、居心地が良く、不覚にも気に入ってしまいました。小沼さんが言っていたことがなんとなく分かった気がします。

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移動はマンダレーという都市まで、この船で1時間、もう少し大きい船で4時間、計5時間の旅。

「勉強したいという想いがある生徒がいるならば、こここそまさにe-Education Projectをやる価値がある」

そう確信できました。

ガンゴーの生徒めぐり

ガンゴーの生徒に会うため、ザガイン、メイミョーの隣町、そしてナトージという村をめぐりました。ジョン以外にも、プロジェクトに興味を持ってくれたのはアーノルドという生徒。

聞けば、社会問題に関係する仕事をしたいとのこと。サラリーについてはあまり気にしていませんでした。

ただ、彼の両親が、彼にはエンジニアになって、稼いでもらいたいと思っているらしく、なかなか折り合いがつかないらしいです。

彼の話も聞き、こちらもプロジェクト紹介したり、どうしてプロジェクトに参加したのかを伝えるうちに、仲良くなり、今度彼の故郷に遊びにいく約束をしました。

卒業生、ジョセフ

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ジョセフと小沼さんとカフェにて

農村から帰ってきてからも、小沼さんがたくさんの人を紹介してくれました。なかでも、ジョセフは、パートナー第一候補となりました。

「故郷でのDVDを使って、子供達をサポートしたいんだ」

と弱気に語るジョセフ。彼もガンゴーの卒業生で想いを持っていました。

引き継ぎ終了!

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引き継ぎも無事終わり、最後の夜はシャン料理(ミャンマーのシャン州の料理)をつまみながらウィスキーを飲みました。

「次は日本で会いましょう!それかまたは、ミャンマーに遊びに来てください(笑)」

そう小沼さんに言って、見送りました。

渡航から3週間という短いスパンだけれども、引き継ぎが完了し、パートナー候補も見つかり、数学の先生にも当てがあります。なかなかの快調な出だしに、充実感を感じていました。

さあ、これから現地では本当に1人でプロジェクトを行っていきます。

次回もどうぞよろしくお願いします。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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