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こんにちは!e-Education Projectミャンマー担当の林直人です。

前回は、去年の実施校を回りつつ、ガンゴーの生徒に会ってきたお話について書かせていただきました。今回は、リフレッシュのため旅行に行った後、数学の先生との交渉に臨んだことを語らせていただきたいと思います。

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他国の先人に学ぼう

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農村からも帰ってきて、やっとミャンマーという国になじんできたと思えるようになってきた僕でしたが、「プロジェクト」という面ではまだまだ未熟です。

最初に意識したことは他国の先人に学ぶことでした。

国は違えども、フィリピン・インドネシアなどはミャンマーと同じかそれ以上のステージで戦っているはず。

そこでスカイプを使って、プロジェクトの進め方から、休日の過ごし方まで、幅広く聞きました。そこでは色々な学びがありましたが、一番印象的だったのは、みなさん自分の考え方を持ち、自分に合ったやり方を駆使していたことです。

また、運動をしたり、休む時間をうまく作ったりして、自分らしくいられるようにセルフマネジメントをしているようにも感じられました。

初の休暇はビーチ!

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農村から帰ってきて間もないこの時期、ほとんど休まず動いていた僕は正直相当疲れていました。

このときちょうどタイミングよく、上手く休むのも大切!と先人方から聞いた僕は、旅行に行くことにしました。ガンゴーの生徒の一人、アーノルドと、彼の実家パテインという街とその近くのビーチ、チャウンターまでの旅です。

この旅で驚いたのは彼が交通手段からホテルまで全てを準備してくれたことでした。彼の家族や友達も丁寧に紹介してくれ、僕は全くストレスなく楽しく旅行することができました。

「ミャンマー人代表として、やし(僕のあだ名)を歓迎したいんだ。」

とアーノルドは言ってくれました。ただ逆に自分は日本人代表として見られているかもしれないんだ、と思うと気が引き締まりました。

ところで、この旅で休むこと以外に僕が意識したのは、彼を理解することでした。彼をミャンマー人の一人として、ガンゴーの生徒の一人として、そして一人の人間として理解することが大事だということを、直観的に感じていました。

また小沼さんは僕を理解してもらうことも非常に重要だと、しばしば言っていました。この旅はこういった意味でも、大変有意義なものとなりました。

初の交渉は成功!?

さあ、休みから戻ったらギアを上げてまた始動です!

今年の目標の一つは、パートナーをしっかり見つけ、彼らと一緒にプロジェクトを行っていくこと。そこで、ジョセフに頼みました。

「ねえねえ、新しい数学の先生と交渉をしに行きたいのだけど、ミャンマー語しゃべれないから、ジョセフ、お願い!」

自分の力のなさを上手くアピールして、パートナーを頼るということは、ミャンマーの先人である小沼さんからのお教えです。

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ヤンゴンの塾の一例

去年度からお世話になっている化学の先生と物理の先生も力を貸してくれ、以前ニーズ調査で知った数学の先生にコンタクトをとることができました。そして、いよいよジョセフと一緒に数学の先生の塾まで足を運べることに!

交渉は終始ジョセフに任せ、僕は隣で交渉をほぼ傍観する形でした。このときミャンマー語は全くわからないので、会話の意味は理解できません。気難しそうな先生だなあというのが第一印象でしたが、最後の方は空気が良くなっていくのに気付きました。

結果が気になってしょうがないまま交渉が終わって、外に出るやいなや、僕は聞きます。

僕:「どうだった!?」

ジョセフはしたり顔で振り向き、少しもったいぶりながら、答えます。

ジョセフ:「うん、とうとうやったよ。やってくれるって!」

そうして僕たちは、初の交渉が成功したことに喜びを噛みしめました。成功を噛みしめているジョセフの姿にも嬉しくなりました。

そう、このようにプロジェクトの出だしはなかなかに上手くいっていたのです。思っていたよりも思い通りになるな、と感じていました。

ただこれから、どれだけ思い通りにならないかということを知る羽目になります。

この続きはまた来週!
今週も読んでくださってどうもありがとうございました。


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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