トジョウエンジンの運営団体であるe-Educationは2014年12月22日にNPO法人となりました。
「世界の果てまで、最高の授業を届ける」をミッションにかかげ、途上国で教育支援を行なってきたe-Education。これまでにアジアを中心とした世界各国で1万人の子どもたちに映像教育を届けてきました。
そして先日12月23日、NPO法人化2周年を記念し、e-Educationの活動をサポートしてくださってる皆さまに感謝の気持ちを込めて特別イベントを開催しました。
今回の記事では、イベントの模様を写真付きでお伝えしたいと思います。
当日は、以下のとおり二部構成で行いました。
- 第一部:トークセッション
- アジアの教育と女性のエンパワーメント
- 文化・宗教の壁を超えたパートナーシップ
- NPOで働くことを決意した瞬間
- 第二部:交流会
それでは一つずつ詳しくご紹介します!
3つのトークセッション
今回は多くのゲストスピーカーをお招きし、3つのセクションに分けてトークセッションを開催しました。
Session1.アジアの教育と女性のエンパワーメント
Session1ではミスインターナショナル日本代表の筒井菜月さんとe-Education代表・三輪開人、モデレーターとして現在アジア各国で教育事業を展開している(&元e-Educationメンバーでもある)牧浦土雅さんが登壇しました。
フィリピンでミスコンのためのトレーニングを積んできた筒井さん。その経験をもとに、フィリピンでの女性の地位について語って頂きました。
三輪が語る、イスラム圏のバングラデシュでの女性の地位と比較しつつ今後の日本での女性のエンパワーメントのあり方についても語って頂きました。
男女差を生むことなく、包括的な教育支援を行なっていこうとするe-Educationには筒井さんのお話はとてもためになるお話でした!
Session2.文化・宗教の壁を超えたパートナーシップ
Session2では、ミャンマープロジェクト現地パートナーでNPO法人FOSTER代表のジョセフと、バングラデシュプロジェクト現地コーディネーターのモミン、そしてモデレーターとしてe-Education海外総括の吉川雄介が登壇しました。
ジェセフやモミンはそれぞれの国の教育の現状と、自分たちがやってきたことやそこでの想いを通訳を通すのを忘れるほど熱く語ってくれました。
ジョセフは語っていました。
「大事なことは互いに尊敬し合うことだよ。そうやって僕たちミャンマーと日本は繋がってきたんだ」
バングラデシュとミャンマー。それぞれの国で、e-Educationをキッカケに新しい繋がりが生まれていることを確認しました。
Session3.NPOで働くことを決意した瞬間
Session3では、2016年から正職員としてe-Educationに加わった中野秀敏と古波津大地、そしてモデレーターとしてa-con理事の奥田雄一郎さんが登壇しました。
中野は製薬会社、古波津は総合商社を辞めNPOで働くことを決めました。どうして年収が半分になってでもNPOで働くことを決めたのか。
そこには途上国で教育を満足に受けられない子どもたちに、今の会社では何もできない悔しさがありました。遠く離れた地域の教育のために働く人々に胸を打たれた経験がありました。
他にも、NPOで働いてみて驚いたことなどユーモラスに語ってもらいました!
交流会
今回の感謝祭は昨年を上回る超満員。会場は大熱狂でした。学生から社会人まで、多種多様なバックグラウンドを持つ人が集まり様々な繋がりも生まれたことでしょう。
交流会中にも現地でインターンしている学生からのビデオ上映や、職員・インターン募集の告知などコンテンツは盛りだくさん。
そして、最後に三輪からの挨拶。「大事な話があります」と、いつもより少し低いトーンで話し始めます。
2016年7月1日のバングラデシュテロ事件に遭遇して以来、自身が精神的に不安定になったこと。そんな中、職員や学生メンバー、そして支援者のみなさんに応援してもらって立ち直ったこと。そして来年から新しい挑戦をすると決めたこと。今の想いを語ってもらいました。
三輪の話は続きます。どうしたらこの世界は平和になるのか。どうすれば世界中の人々は笑って暮らせるのか。三輪は一つの答えを会場の皆さんに提示します。
「これこそが、平和です」
イスラム教徒のモミンと、キリスト教徒ジョセフがお互いを称え、手を取り合うこと。二人の熱く、温かい言葉に会場が盛り上がりました。
e-Educationはこれからも、どんなにそれが小規模であっても、小さな絆を増やして世界を変え続けていきます。
イベントを終えて
e-Educationを応援してくださる方々のおかげで、NPOとしてこの一年大きな成長を遂げることができました。会場にお越しいただいた皆さん、これまで応援・協力してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
来年は、この一年よりもっと成長したと言えるよう、さらなる成長を目指しますので、どうぞこれからも応援宜しくお願い致します!
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