アジアで最も世界遺産の多い国、中国。
30を超える世界遺産がある中で、最も美しいと言われる場所が「九寨溝」です。
一度見たら二度と忘れない、中国が誇る絶景スポットをご紹介しましょう。
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カラフルな自然の芸術が広がる、中国最高の世界遺産
九寨溝は、大自然が作り出したカラフルな芸術作品です。
まずは白い棚田。先日紹介した黄龍同様、九寨溝も石灰岩で作られており、龍のウロコのような独特の景観が広がっています。
お次は緑の森。1970年代まで発見されなかった中国の山奥には、遥か昔より原生林が生い茂っています。枯れた樹木もまた絶景。湖の底に埋まった倒木には石灰石が付着し、腐らずにかつての面影を保っているのです。
そして何と言っても透き通るような青。炭酸カルシウムが溶け込んだ水は、色鮮やかな青色に輝きます。また、炭酸カルシウムは水中のチリやホコリに触れると沈殿することも大きな特徴。水底が見えるほど透明なのはこのおかげです。
「魚が空を飛び、鳥が湖を泳ぐ」
あまりの透明度に、まるで湖の中を鳥が泳いでいるように見えるという感想も納得です。水色の空が青い水の中に広がる様子は、天地が逆転したかのような感動があります。
最後に秋にしか見ることができない赤。九寨溝の観光ハイシーズンは秋であり、日本と同様に広葉樹が紅く染まります。赤い森が青い湖に映し出される光景は芸術と呼ぶしかありません。
白、緑、青、赤。カラフルな自然のアートが広がる中国の秘境。今年のシルバーウィークに海外旅行を考えていた皆さん、中国最高の絶景スポットはいかがでしょう?
(photo credit: xuliqin via photopin cc)
次回の絶景Q〜ここはどこでしょう?〜
この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。
第26問は、こちらの写真。岩と寺院と自然が見事に調和しています。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに!
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