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こんにちは!

本日もご愛読くださり誠にありがとうございます。

e-Education Projectミンダナオ島プロジェクト担当の佐藤建明です。「教育開発」という夢を掲げ、フィリピンのミンダナオ島にて映像授業を活用した教育プロジェクトを展開しようと奮戦しております。

前回の記事では、再び現地に戻り、プロジェクト実施地域のひとつであるカガヤンデオロに向かい、現地プロジェクトの様子を視察したことについてお話いたしました。

今回の記事では、もうひとつの実施地域であるカミギン島に向かい、同じく現地でのプロジェクトがどのようになっていたかについてお話したいと思います。

正式にカミギン教育局のプロジェクトコーディネーターに就任

プロジェクト現場がどうなっているか、ワクワクと不安に胸を膨らませながら2つ目のプロジェクト実施地域であるカミギン島に向かいました。

まずはじめに、現地コーディネーターであるジョジョさんに会いに行きました。すると驚いたことに、ジョジョさんはカミギン教育局における正式な職務として、e-Educationプロジェクトの現地コーディネーターに就任することになっていたのです。

またその後すぐに、カミギン島全体のICT教育をテーマとした会議に出席することとなり、そこでカミギン島教育局のガソ局長へ挨拶に伺いました。

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会議でプレゼンをするガソ局長

「ジョジョから話はよく聞いてるよ。映像授業を活用した教育プロジェクト、これはカミギン島における新しいイノベーションだ。全ての若者が教育にアクセスできる世界を目指そう!」

局長の正式な信任のもと、現地コーディネーターが立ち上がったというのは、1年半前に現地の高校を一校ずつ訪問しては、プロジェクトのアイデアをプレゼンしていた頃を考えると本当に大きな一歩といえます。

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同じくプレゼンをするジョジョさん

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そして僕も急遽プレゼンをすることに(笑)

この一年で大きく前進したプロジェクト

e-Educationミンダナオ島プロジェクトは、これまでカガヤンデオロとカミギン島の二つの教育局と協働かつ連携しながらプロジェクトを展開してきました。

現地の高校を飛び込みで訪問することから始まり、現地でトライアルを行い、そしてそれぞれの教育局長と書面を通じて協働関係を構築しました。

その間、現地コーディネーターのアクロ校長とジョジョさんとコンテンツを作り、授業のコンセプトを考え、そしてその先の未来を議論しながらずっと3人4脚でやってきました。

そして、それぞれの教育局内で彼らが正式な現地コーディネーターとなり、この一年でプロジェクトは大きく前進しました。

2013年度の総仕上げに向けた大きな一石

プロジェクト立ち上げ当初より、僕は現地の教育局との協働・連携にこだわり続けてきました。パブリックサービスとして教育プログラムを提供することができれば、より多くの若者に授業を届けられるからです。

現地でのグッド・プラクティスを中央の教育省に提案することができれば、それはまさにフィリピンの教育に大きなインパクトを与えうる「イノベーション」になると考えています。

そして、これまでの現地での取り組みの集大成として僕は、共同代表のカイトさん(三輪開人)と共に、両教育局合同の全体カンファレンスを開催しようと考えました。

e-Educationプロジェクトを現地教育局の正式なプログラムとして始動する上で、全体カンファレンスは大きなインパクトを現地の関係者にもたらします。

僕は早速、現地コーディネーターであるアクロ校長とジョジョさんに全体カンファレンスの開催を提案しました。

さて、今回の記事では、二つの現地教育局にそれぞれコーディネーターが正式に立ち上がり、2013年度の総仕上げとして、全体カンファレンスの開催を企画しようというところまでお話いたしました。

しかし、全体カンファレンスの開催にはいくつもの困難が待ち構えていたのでした・・・。

次回の記事もどうぞお楽しみに!

本日もご愛読くださり誠にありがとうございました!

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カミギンを後に再びカガヤンデオロへ


途上国の教育課題を若者の力で解決する

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