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こんにちは!e-Educationミンダナオ島プロジェクト担当の佐藤建明です。「教育開発」という夢を掲げ、フィリピンのミンダナオ島にて映像授業を活用した教育プロジェクトを展開しようと奮戦しております。

前回の記事では、僕がミンダナオ島カガヤンデオロにて、ついにプロジェクトが正式に立ち上がったことをお話させていただきました。今回は、本プロジェクトがどのように動き出したのかについてお話させていただきたいと思います。

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マニラから強力な「助っ人」参上!

みなさんは、何か一大決心して物事をはじめる時ってどんな気分になるでしょうか?ワクワクして期待に胸を膨らませる一方で、時には不安になったりもすると思います。

僕自身、いざ「教育開発」という理想を掲げ、本プロジェクトを立ち上げた際にはやはり不安もありました。「e-Education程のインパクトと実績のあるプロジェクトを、本当にこの自分が創り上げられるのだろうか」と。

そんな時、e-Education本部から、超強力な「助っ人」を紹介してもらったのです。既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、その「助っ人」とはマニラプロジェクト代表の秦大輝くんです。

秦くんは学生時代、教育支援の学生団体やIT系の会社でインターンを経験。そのため、僕よりもはるかに堅実で綿密な計画を練りながらプロジェクトを進めようと考えており、とても頼もしい存在でした。

さらに、プロジェクト初期のサポーター沖本友香さんも後日、僕たちに合流。ここに晴れて「ミンダナオ島プロジェクトチーム」が発足しました。

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トライアル予定の高校でプレゼン

当初からミンダナオ島プロジェクトのコンセプトは「ドロップアウトを対象としたオープンハイスクールプログラム(OHSP)とのコラボ」でした。しかし、プロジェクトの進め方や実施科目に関しては当時まだまだ不確かで、非常に漠然としたものでした。

そして当初考えていたのが、まずはアモール博士が学長を務める私立高校でトライアルをさせていただくということ。もしそこで成果がでれば、アモール博士が立ち上げる予定のOHSPとコラボする形で、実際にe-Educationプロジェクトを本格始動するというものでした。

僕たちチーム一行は、早速そのトライアル先の私立高校の先生方にお会いし、e-Educationプロジェクトの内容や実施に関してプレゼンを行いました。

すると、プロジェクトに興味を持ってくださった校長先生から、ターゲットである高校4年生(フィリピンの従来の教育課程は小学校6年、高校4年間のため。現在はK-12という新教育課程が学年別に随時導入され、教育課程期間がさらに2年間伸びた。)と各クラスの担任にプレゼンをさせていただく機会を与えてもらったのです。

総勢80名の生徒に映像授業を活用した学習プログラムを提案

先生方にプレゼンした翌日と翌々日に、早速、僕たちは生徒向けにプレゼンを行うことに。生徒や担任の先生は、非常にオープンな姿勢でプレゼンに参加してくれ、リアクションも良く、日本から来た「風変わりな」大学生に、気さくにたくさんの質問を投げかけてくれました。

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「日本の映像授業はどんな場面で役に立ってるの?」「映像授業を見てもわからないときはどうすればいい?」「日本の高校生はどんな生活してる?」「ガールフレンドは?(笑)」などなど。フィリピンの生徒はとにかくフランクで明るい子が多いです。

飛び込みのアンケート調査

そして先生や生徒へのプレゼンと並行して、現地の大学や高校で聞き込み調査を行いました。私立高校でプレゼンした生徒たちにも、もちろん映像授業の可能性や苦手科目、志望大学などに関してアンケートを実施。

よりニーズ調査の精度を高めたかったこともあり、僕、秦くん、沖本さんの3人で手分けして総勢200名程度にアンケートをとったでしょうか。

曇っていくメンバーの表情

アモール博士との出会い、プロジェクトチームの発足、そしてトライアル先の先生・生徒へのプレゼンとアンケート調査。2週間ほどでプロジェクトが大きく進展する中で、僕はプロジェクトが確実に進んでいるという充実感を抱いていました。

ところがメンバーの秦くんと沖本さんの表情は曇っていました。実はこの時、プロジェクトを進めることに夢中になっていた僕はとんでもない失敗をおかしていたのです。

さて、一見トントン拍子で進んでいたかに思えたミンダナオ島プロジェクト。次回は、僕が犯していたとんでもない「失敗」に関してお話させていただけたらと思います。本日もご愛読くださり誠にありがとうございました!

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途上国の教育課題を若者の力で解決する

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