【絶景Q】No.037 世界最大の落差を誇る滝！ベネズエラの「エンジェルフォール」

滝つぼのない滝をご存知ですか？

世界最大の落差を誇る「エンジェルフォール」は、あまりにも高くから水が落下するため、途中で水蒸気に変わってしまうというため滝つぼがありません。

ベネズエラが誇る奇跡の絶景をご紹介しましょう。

天使の滝という名前に負けない、圧倒的な大自然

以前ご紹介したベネズエラ・ギアナ高地のテーブルマウンテン。地殻変動によって生まれた絶壁の山は、人間をはじめ地上の生物たちの侵入を許さず、太古の自然が今も残る最後の秘境と言われています。

そのテーブルマウンテンの中で最も高いものがアウヤンテプイ。1000mを超える山の上には大きな川があります。そして、膨大な川の水がテーブルから溢れて地上へと落ちてくる場所、それが「エンジェルフォール」なのです。

「エンジェルフォール」という名前はこの場所を発見したアメリカの探検んかエンジェル氏の名前からとったもののようですが、あまりの美しさに「エンジェル（＝天使）」を見たという旅人たちもいます。

エンジェルの正体は「虹」。空から降ってくる水は落下途中に水蒸気となり、鮮やかな虹を作り出します。広大なテーブルマウンテンをバックにした水と虹は、たしかに「天使の滝」にふさわしい光景です。

約100年前まで未開の地だったこの場所は、今ではベネズエラが誇る観光スポットになっています。ヘリコプターに乗って上から眺めるのも良し、森の中を歩いて滝つぼ付近から見上げるのも良し。どこから見ても楽しむことができる滝、それが「エンジェルフォール」なのです。

(photo credit: ENT108 via photopin cc)

次回の絶景Q〜ここはどこでしょう？〜

この「絶景Q」のコーナーでは、毎回途上国の素敵な景色をクイズ形式で紹介していきます。

第38問は、こちらの写真。ハリネズミのように尖った岩が並ぶ不思議な場所。この素晴らしい絶景スポットは次の記事で紹介します。どうぞお楽しみに！

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