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世界中から注目を集めるスーパーエンジェル”500 Startups”が、バングラデシュで初となる投資を行いました。

今回は徐々に盛り上がりつつある、そんなバングラデシュのスタートアップシーンをお伝えしたいと思います。

スタートアップは主にIT関連企業から

500 Startupsが投資を決定したのは、首都ダッカを拠点としてオンライン食品販売サイトを運営する“ChalDal”。ファイナンシャルプランニングのスタートアップで働いていたWaseem Alimさんによって昨年設立されました。

起業は世界中どこでも簡単なことではありません。しかし、政治的、経済的に不安定なバングラデシュで起業するのは並大抵のことではありません。

それでも、ダッカにおいては近年多くの起業家が、特にeコマースやソフトウェアの分野から誕生しています。

盛り上がりの理由はネットワーク環境の改善

なぜ、バングラデシュのスタートアップシーンが盛り上がってきたのでしょうか?

大きな理由の1つとして、ネットワーク環境の改善があげられます。

これにより、多くの人がインターネット上で物の売り買いや、情報のシェアをするようになりました。現在、バングラデシュには3500万人のインターネットユーザーと、1億1400万人の携帯電話ユーザーがいます。

500 StartupsのPankaj Jainさんはインタビューの中でこのように話しています。

ChaqlDalはバングラデシュにおける最初の支援先です。私たちは、バングラデシュが今後、アドテクやeコマースなどの分野において大きな可能性を秘めていると信じています。

Uberやlyftのようなサービスにも需要

また、交通の分野においても多くのチャンスが眠っていると話すのは、Startup Weekend Dhakaを運営するSajid Islamさん。

バングラデシュでは、道でタクシーを捕まえることが非常に難しく、公共交通機関は常に満員状態、さらに女性が一人で移動することは不可能に近い。
だからこそ、欧米で始まったUber やlyftといったカーシェアリングサービスは、この国でもきっと受け入れられるでしょう。

様々な問題を抱えるバングラデシュ。この国で今後さらにスタートアップブームが加速していくことはほぼ間違いなさそうです。

[TechCrunch]


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