本日もトジョウエンジンをご覧いただき、ありがとうございます。e-Educationフィリピンプロジェクトの繋奏太郎です。
日本では大学生は絶賛夏休み中ですね。日本もフィリピン同様暑い日々かとは思いますが、みなさん体調にはお気をつけください。
さて、前回の記事では、フィリピンにきて3ヶ月のハイライトとして、「できないと思うことにこそ挑戦すること」についてお伝えさせていただきました。
今回の記事では、今僕がいるフィリピンのミンダナオ島って本当に危ないの?という話をお伝えします。
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「ミンダナオ島」をGoogleで検索してみよう!
2017年8月時点でのGoogle検索結果
私は今、フィリピンのミンダナオ島で活動しているのですが、「大丈夫?」と友人からよく連絡をもらっていました。
なぜか?みなさんもご存知のことかと思いますが、5月末からミンダナオ島に位置するマラウィ市で政府とイスラム過激派組織マウテ・グループとの抗争がはじまったからです。上記の画像を見ていただく通り、Google検索でトップに出てくるものは全てマラウィ市の抗争関係の記事ばかりです。
子ども兵、一般市民の殺害、ISへの加盟、抗争の長期化、ミンダナオ島全域への戒厳令。このように多くの問題は未だに残っています。これだけの問題が取り上げられるのも当然です。すると、みなさんも「ミンダナオ島=危ない場所」と考えるのも当たり前かと思います。
しかし、これがミンダナオ島の全てではないということをぜひ知っていただきたいです。実際に私がカガヤンデオロ・カミギンで過ごして感じるものは、これらネガティブなものとは正反対のことばかりでした。
カガヤンデオロ市やカミギン島は安全
最初、事件が起きたばかり6月初旬は戒厳令が敷かれ、私自身もだいぶ警戒していました。何があるかわからないという不安が活動を弱気にしていた部分もありました。
しかし、現地の人たちの生活をみたり、カガヤンデオロのセキュリティの強化のおかげで、しばらくして平常通りに活動を再開させることができました。
自分で安全管理をした上で、軍の人が見回りをしていたり、ID・荷物チェックをしっかりしてくていたりしています。さらにカミギンに関しては、もはや市長、州知事の計らいで常に監視されてる並みに守られています。
そして、安全を象徴するのが、UNIQLOです!つい先日6月30日にカガヤンデオロのSMモールと言うところにオープンいたしました。オープンするのは、マニラ、セブ、ダバオにつぎ、4番目です!
こちらに来た際は、ぜひ購入していってください!
ユニクロがミンダナオにお店をOPEN!カガヤンデオロ市のSMモール店に行ってきました!
同じ惨劇を繰り返さないために
カガヤンデオロ・マカバラン高校の生徒たち
今、僕がいるカガヤンデオロ市やカミギン島には、たくさんの温かい人たちがいます。一学生が教育課題を解決しようとしていることに全力でサポートしてくれる現地パートナー、先生たちがいます。
そして、僕が今支援しているオープン・ハイスクール・プログラムの中には、仕事をしている生徒、早期出産して子どもを連れてきている生徒、40歳の生徒、LGBTQの生徒、何かしらの問題を抱えている生徒が大勢います。
しかし、彼らは私や先生たちと一緒に週1回(土曜日か日曜日)学校にきて、笑顔で過ごして勉強しています。もしかしたら、何かがきっかけで彼らは変わってしまうかもしれません。
彼らが道に迷ってしまわぬよう、この素晴らしい場所でマラウィのような惨劇を繰り返さないために今僕らはミンダナオ島のカガヤンデオロとカミギンというところで教育支援の活動していますし、こんな素敵な場所にいれることがとても幸せです。
生徒たちと共に学び、現地の大学生、先生、教育局の方々と課題解決のために議論し、カガヤンデオロ・カミギンから素晴らしい教育モデルと人材を輩出していくことがチャレンジングであり、エキサイティングです。
ミンダナオのイメージを豊かにする
もちろん、教育課題の解決も一つの僕にできることです。そのほかに、私にできることはないかと思い、考えたのがフィリピン・ミンダナオ島のカガヤンデオロ市やカミギン島のことを発信していくことです。
ニュースを見て、「あ、ここは危ないから近づかない方がいい」と思ってしまうのは無理もないと思います。その気持ちはものすごくわかりますし、実際危険が皆無という訳ではありません。
しかし、それが全てではないのです。「ミンダナオ島」という言葉をネガティブなイメージだけで印象付けてはならないと思っています。
このトジョウエンジンは「途上国のイメージを豊かにする」というコンセプトを大事にしており、これからもっとミンダナオ島の明るい話題をお届けしていきます。それが今僕にできるもう一つのフィリピンミンダナオプロジェクトリーダーとしてのミッションです。
圧倒的に日本人が少ない中でこそ、発信していくべきではないかと確信しました。トジョウエンジンだけでなく、僕個人のブログやInstagramでもミンダナオの魅力を発信していきますので、良かったらぜひご覧いただけると嬉しいです。
僕にしかできない役割を果たしていこうと、あと7ヶ月奮闘してまいります!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
やりたいことは諦めなくていい。親から教えてもらったことを、フィリピンの子どもたちに繋いできます(創価大学3年・繋奏太郎)
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