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川に特別な思い出ではありますか?

ラオスの首都ビエンチャンの街を通るメコン川。ラオス・タイ・ミャンマー・カンボジア・ベトナムを流れており、東南アジアの人々の営みを遥か昔から見届けてきました。

ラオスの象徴とも言える川の魅力についてお伝えしましょう。

メコン川と共に変化するラオスの人々の暮らし

メコン川は中国の山奥、チベット高原を始まりとしています。中国からラオスへ、そして東南アジア各国へ流れる巨大な川。川の長さは世界で10番目に長いと言われています。

ラオスの国を縦断するように流れるメコンは、農業中心に暮らす北部の人たちにとっても、観光業を中心にする南部の人たちにとっても、不可欠な存在です。ラオスの歴史はメコンと共に歩んできました。

南部にある首都ビエンチャンには、国外からも多くの観光客が集まります。のどかで温かい気候はバカンスにピッタリであり、夕日が沈むメコン川を見ながらピンガイ(焼き鳥)とビアラオ(ビール)を楽しむのは、至福のひと時です。

最近は、洪水対策によって川辺の屋台が撤去され、川沿いに遊歩道と公園が作られたビエンチャン。仕事帰りの食事に来る人たちが減った代わりに、ラオスの若者たちのデートスポットになっています。

悲しむ人もいれば、喜ぶ人もいるメコン川の変化。観光に訪れる人たちの意見も賛否両論別れますが、強い想いを頂いていることは全員に共通しています。

ラオスで暮らす人々にとっても、観光で訪れた人にとっても特別な思い出を作る川。それがメコン川です。

(photo credit: terbeck via photopin cc)

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