こんにちは。e-Education ミャンマー担当の小沼武彦です。前回の記事ではタイのバンメースリン難民キャンプを訪れ、カチン族の方々と触れ合ったことを綴りました。今回は、英語の先生を訪れ、撮影まで至ったことを綴りたいと思います。
最強の英語講師現れる!ミーティングの結果は?
現地パートナーのピョーが、最強の英語教師を見つけたということで早速アポイントを取り付け、先生とミーティングを行なうことに。待ち合わせの17時に、先生の自宅に到着しましたが、先生がいないということを家族の方から聞きました。
「またか…」とは思いましたが、1時間、2時間経っても到着しない。ピョーが電話すると「すぐ向かうから待ってて」との連絡。そして夜の20時になり、ついに先生はやってきました。
せっかく得たチャンス。必死にe-Educationの活動やミャンマーで行いたいことを説明すると、活動に興味を持ってくださりました。授業の様子を見ていないことが気がかりでしたが、話し方や雰囲気でこの方はいけると直感的に感じ、授業の依頼をすることにしました。
英語の先生のご自宅
撮影場所は英語講師のご自宅?
そしてその後、撮影を行うにあたっての授業内容、撮影時間、撮影場所の打ち合わせを実施。実は、撮影場所をどうするかは、パートナーのピョーと悩んでいました。ミャンマーの予備校は、終日教室を使っているので、空きがないことを知っていたからです。
先生に相談すると、驚きの一言が出てきました。
「家にホワイトボードがあるから家で撮影を行なおう」
「え?家にホワイトボードがあるんですか?」
そう驚きながらも撮影場所を確保できたのでほっとしました。そして、この日は、先生に撮影予定日、内容を再確認して家を後にしました。帰り道、ピョーに「ホワイトボードあるなんてびっくりだよ。さすが予備校の先生だね」と話すと、「結構どこの家庭でも持ってるよ」との返事。
思わず「なんでだよ!!!」となりました。
授業撮影に欠かせない三脚探しに奔走
来週の撮影のために、通訳者のモオさん(社会人パートナー)に連絡し、ビデオカメラをお借りしました。三脚がないので三脚を購入するため電化屋さんを廻り始めましたが見つからない。15件ぐらいまわりましたが、どこも販売していませんでした。
こういった時は、パートナーに相談。ピョーに電話をして相談すると、ピョーが知人に連絡を取ってくれ、販売してそうな電化屋さんをリストアップしてくれました。その後、早速リストの電化屋さんに向かい、三脚を購入できました。
そして、いよいよ待ちに待った、授業撮影の日です。
先生のご好意により、参考書400部寄付
撮影の日、撮影機材を抱え、先生のご自宅に向かいました。自宅にお邪魔して先生を待っていると、先生が参考書を抱えて書斎から出てきました。その数なんと400部。この参考書を学生たちに使ってほしいというご好意から参考書を無料でいただいたのです。
この参考書は、先生自身が作成しもので、この参考書に基づいて授業を行なうとの説明を受けました。生徒が事前に参考書の問題を解いておき、解説を先生が映像授業で解説するというもの。これは日本の予備校の授業と似ていますね。
ミャンマーの教育を変えるコンテンツ撮影
今回の撮影内容は、初回ということもありこれからの流れや試験全体のポイントなどを説明するイントロダクションの回でした。
トライアウト時の授業は声が聞こえづらかったので、今回はその反省を活かし、事前に先生に声を張るように伝えました。ハプニングが起きないかハラハラしながらも無事撮影は終了。
ジェスチャーを時折まぜて先生が解説しており、良い授業になりました。しかし、撮影に慣れないためか、カメラに向かって話すことが少なかったのが今回の反省。次回は修正していこうと思います。
来週の記事は、ビデオ編集作業に難航しながらも、どんどんプロジェクトが進んでいく様子を綴りたいと思います。これからも応援宜しくお願い致します。
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