アフリカでは次々とイノベーションが起きています。この記事では、実例とあわせて紹介していきたいと思います。
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1. スタートアップ&インキュベーター
アフリカではスタートアップが盛り上がっています。具体的なサービスについては以前、「ビジネスチャンスの宝庫、アフリカ市場! いま「熱い」IT系スタートアップ・サービス13選」という記事でも紹介しました。
これらのサービスが生まれる背景には、テックコミュニティをつなげるネットワーク「Afrilabs」などの存在があります。一方で、資金や自信が足りないという指摘もあります。
2. 起業家
アフリカでは多くの起業家が生まれています。「IT起業家必見!日本ではまだ知名度のないアフリカのIT会社20選」でも多くの企業を紹介しましたが、海外からの参入も増えているところです。アフリカ進出に関心のある方は、「今、日本企業がアフリカ進出すべき7つの理由」という記事もチェックするとよいかも知れません。
3. ローカルテクノロジープロデューサー
ローカル×テクノロジーも非常にアツい領域です。9万人以上のサポーターがアプリで応援したチュニジアのキャンペーンや大手企業でいえば発展途上国における情報提供サービス「Nokia Life」、SMSを通じてリサイクル文化をつくることを目指したナイジェリアの「Wecyclers」など様々な事例が出てきています。
4. スマートフォン
アフリカにおけるスマホの流れは注目です。インテル初のアフリカ向け低価格スマートフォン「Yolo」の登場もありますし、アフリカのモバイル時代到来を示すインフォグラフィックなどもあります。マイクロソフトと中国のファーウェイが行う「4Afrika」イニシアチブも注目の動きです。
5. メイカームーブメント
アフリカ発の多くのマシンやガジェットが並ぶ「メーカー・フェア・アフリカ (Maker Faire Africa)」やケニア発のゴミから風力タービンを作るプロジェクト、ルワンダに登場した、不要なプラスチックいすを再利用したDIY精神あふれた車いすなどの事例も出ていているので来年も注目したい動きです。
6. つながり
SNS上の情報を収集して履歴書を作成するエジプト版リクナビが登場したり、世界中の女性をエンパワーするSNS「SmartWoman Project」などもありますので、「つながり」を基点としたサービスなどはどんどん生まれていきそうです。
7. モバイルマネー
ケニアの人々のお金の流れと生活を変えたモバイル送金サービス「M-PESA(エムペサ)」、安心・簡単・スピーディーな送金サービス「BlueKite」などお金まわりのサービスも普及し始めています。
8. モバイルヘルス
アフリカでは医療×ITの流れも強くなってきています。例えば、モバイルテクノロジーでヘルスワーカーと医師をつなぐ「Medic Mobile」やスマホのカメラを活用したアプリ&ハードウェア「Peek Vision」、ザンビア発の携帯できる電子カルテ「Smart Card」などは今後も目が離せない事例となっていきそうです。
9. eラーニング
「世界中で起こる、学びの革命! 海外の無料オンライン学習サービス20選(+日本のEdTech系サービス20選)」という記事でも紹介したMOOCsやEdtech、そしてザンビアの教育を変える「iSchool」という取り組みやルワンダに登場した新コンセプトの格安大学「Kepler」などもeラーニングの流れを促進しています。
10. ソーシャルメディア
ツイッターフェイスブックはもちろんのこと、南アフリカの英雄ネルソン・マンデラに関するユニークなVine動画やアフリカのステレオタイプを払拭する写真を発信しているインスタグラムアカウント「Everyday Africa」などもあり、ソーシャルメディアを通じたアフリカの発信が目立ち始めています。
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