Drone nepal global medic

毎日のようにアップデートされるネパールの被災情報。

インフラが未整備かつ渓谷の多いネパールにおいて人々の安否確認は難しく、この問題を解決するためにカナダの非営利団体「Global Medic」はドローン(飛行型無人機)を活用した安否確認を開始しました。

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ドローンによる災害緊急支援活動

「人が立ち入ることができない地域へ、すぐにでもドローンを送り込むべきだ」

こう主張するのは「Global Medic」のエグゼクティブ・ダイレクターのRajul Singh氏。BBC Newsのインタビューをはじめ、様々なメディアで緊急支援におけるドローンの有効性について説明しており、Discovery Newsでは以下のようにコメントしています。

“If I can’t get past the road I can put the UAV up there to see if anyone is there that needs my help. There are not enough helicopters in Nepal right now, and they shouldn’t be taking pictures, they should be flying aid.”
(もし道が塞がっていたら、私はドローンを飛ばして助けを求めている人がいないか確認します。現在、ネパールにはヘリコプターが足りていません。また、ヘリコプターがあっても上空から写真を撮影することは難しく、空からの支援としてドローンはきっと活躍します。)

すでにネパールでのドローン投入が始まっており、直接安否を確認するほか、被災地を上空から撮影して被災状況を正確に把握するためのマッピング作業を進めています。

「Global Medic」がドローンを被災地に送るのはこれが2回目。2013年にフィリピンを襲った大型台風(Hagupit)の緊急支援時にもドローンを活用しました。

Drone nepal global medic01

詳しくはBBC Newsをご覧いただければと思いますが、上空から被災地全体の様子を確認するだけでなく、実際に子供達の安否を確認する際にも活用されています。

フィリピンと比べて渓谷が多く、人の支援の手が届きにくいネパール。ドローンの投入によって、いち早く被害の全体像が把握され、一人でも多くの命が救われることを願います。

[BBC News, Discovery News]

Nepalearthquake matome


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