今年も残りあと2日。今年はどんな1年でしたか?
トジョウエンジンの運営団体であるe-Educationは、昨年末にNPO法人となり、今年は大きく変化した1年でした。
そんな1年間を振り返るべく、2015年の10大ニュースを前編・後編に分けてご紹介します!
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e-Education10大ニュース(10位〜6位)
10位 LanCul×e-Educaiton@自由が丘イベントの開催
10位は、先月11月に開催したチャリティーパーティです。
英会話バー&カフェ「LanCul」とコラボし、ドリンク1杯500円につき100円がe-Educationの教育プロジェクト支援につながるチャリティーイベントを開催しました。
お酒を飲みながらフランクに交流することができる今回のイベントには50人近い方に参加していただき、大成功に終わりました。
そして、このチャリティーパーティは支援者・応援者の方が企画した団体初のイベントでした。これは私たちにとっても大きな変化であり、来年は支援者・応援者の方々と一緒に、ワクワクするようなイベントをもっと開催できたらと思います。
9位 島根県吉賀町の講演会を通じて見えた日本への貢献
今年の2月。バングラデシュのリーダーであるマヒンと一緒に、島根県の吉賀町の中学校や高校で講演させていただきました。
マヒンにとって、はじめてとなる島根県出張。そこで見た光景は、関東首都圏のの学校とは違っていました。
島根県の吉賀町は過疎化の進む地域。訪れた学校は全校生徒が20〜30人という規模であり、異なる学年の生徒たちが1つの教室で勉強していました。
もちろん一人の先生が、同時に複数の学年の生徒に異なる授業ができるわけではありません。そこで、訪れた学校ではeラーニングを活用して、生徒の学習進捗に沿った授業サポートを進めていました。
一般的に考えれば、彼らの学校には足りないものが多いです。しかし、そんな学校の現状を見て、マヒンはこう話しかけます。
「君たちは本当に恵まれているね。最高の環境で勉強しているじゃないか!」
バングラデシュの厳しい学習環境と、それでも頑張る農村部の生徒たちの挑戦。映像教育を通じて何十人もの生徒がトップ大学に合格した物語を自身の想いと一緒に伝えます。
彼の話を聞いている中学生や高校生たちの目が輝いていきます。
「君たちに、できないわけないじゃないか!」
マヒンの熱いプレゼンテーションと、それに応えるようにキラキラした目をした吉賀町の学生たちを見て、私たちe-Educationが日本に貢献できる方法が見えてきた気がしました。
8位 ミャンマーでの新プロジェクトと海外研修
8位はミャンマーの新プロジェクト。
今年の2月、ミャンマーで苦しむ入院患者に「最高の笑顔」を届けるため、国際医療NPO法人ジャパンハートとコラボプロジェクトを立ち上げました。
クラウドファンディングmoonshotで160万円近い支援をいただき、ジャパンハートが医療活動を行う「ワッチェ慈善病院」にて、ITや保健教育を届けました。
プロジェクト立ち上げのキッカケは、年初に訪れたミャンマーのフィールドワークプログラム。参加者の皆さんと一緒に「ワッチェ慈善病院」を訪れ、コラボプロジェクトのヒントを掴むことができました。
こうして新しいプロジェクトがはじまり、勢いを増すミャンマーでの社会インパクトをさらに高めるため、現地リーダーのジョセフをバングラデシュでの海外研修に招待しました。
バングラデシュでは、リーダーのマヒンを中心にe-Educationがこれまでぶつかってきた困難とそれをどう乗り越えてきたのかを説明し、ミャンマーの事業が成長していくためのヒントをつかんでくれたのではないかと思います。
こういった国を超えた交流や研修は今後も続けていく予定であり、私たちの活動を通じて様々な国のリーダーたちがつながることを想像すると、今からワクワクしてきます!
7位 フィリピンの大躍進!30人の合格と教育省連携
7位はフィリピンの大躍進について。
昨年のマニラの貧しい高校生に対して、大学受験対策の支援をしてきたe-Education。その結果が今年2月に発表され、なんと30人の学生がNo.1国立大学であるフィリピン大学に合格しました!
マニラだけではありません。大きな台風の被害にあったミンダナオ島でも以前より教育支援を進めており、こちらはカガヤンデオロ市とカミギン島という2つの自治体の教育局と連携して事業を拡大しています。
カミギン島では、教育局のみならず州知事にも協力いただき、島全体を巻き込んだプロジェクトに発展しています。
さらに、カガヤンデオロ市では授業を撮影するためのスタジオを開設し、将来的には学校の先生たちが自由に映像教材を製作できる公共の場にしていく計画です。
フィリピンはちょうど100年に1度と言われる教育改革「K-12」が進んでおり、2016年は大きな挑戦の年になります。
教育局の皆さんと一緒に、最高の授業をフィリピンの果てまで届けていきます!
6位 インドネシアの奇跡!スラムの学校からドラゴン桜が咲く
前編の最後となる6位は、インドネシアの奇跡。
2年前から活動をはじめたインドネシアのプロジェクトですが、今年ついにスラムの学校「マスター」に通う高校生2人が、No.1国立大学であるインドネシア大学に合格しました!
インドネシア大学に合格した彼の名前はDodo。ストリートミュージシャンとして働きながら学校に通い、インドネシア大学に合格したことがインドネシア内で大きなニュースとなり、WEBメディアやテレビなどに出演して注目を浴びました。
- Dodo, Pengamen Depok Raih Tiket Masuk UI – Kampus :: Okezone News
- Di Sekolah Master, Nilai Tes Akselerasi Pengamen Masuk UI Memuaskan – Kompas.com
Kisah Dodo, Sang Pengamen yang Diterima Masuk di UI – YouTube
彼の家庭では父親が失職していて、母親とは別居している中、Dodoがストリートミュージシャンとして働き、父親と弟の生活を支えています。そんな中、彼は朝日が登る前から勉強を初めるという日々を送り、見事UIに合格しました。ストリートミュージシャンがUIに合格するのはありえないと言われる中での合格であり、「奇跡」と言われました。
もちろん、私たちは一度の「奇跡」で満足する気はありません。
Dodoのような若者が自分の夢や目標を掴み、誇りや自信を持って生きていけるようこれからもしっかりサポートしていきます!
最後に
以上、10大ニュース前編をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
最後にもう一つお伝えしたいのは、フィリピンやインドネシアのプロジェクトを前に進めてきたのは、日本の大学生リーダーであるということです。
現在も、フィリピンには慶応大学2年の嚴智用(オムジヨン)が、インドネシアには早稲田大学1年の島田颯が、プロジェクトリーダーとして毎日奮闘しています。
そして現在、来年度のプロジェクト実施に向けた新しい学生リーダーの募集を行っています。
ご興味ある方は、ぜひ採用情報をチェックしてみてください!
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